伊右衛門屋敷

付近住所 滋賀県長浜市公園町


伊右衛門屋敷と山内一豊
明治6年(1873)の「長浜町地籍図」によると、当地の周辺は、字名を「伊右エ門屋敷」と呼んでいました。また、延宝3年(1675)9月15日付け「長浜古城跡御検地帳」でも、「伊右衛門屋敷」という地名が載り、この字名は江戸初期からある地名であることが分かります。「伊右衛門」は、豊臣秀吉の家臣であった山内一豊(1545〜1605)の通称なので、ここは秀吉が長浜城主だった時代に、その屋敷があった場所と伝えられてきました。山内一豊は、その妻・千代の「内助の功」により名馬を購入し、土佐国高知城主20万石の大名に出世したことで有名です。彼は、天正13年(1585)から5年間、長浜城主もつとめています。このモニュメントは、一豊とその妻・千代が仲睦まじく「夫婦円満」に「立身出世」していった事に因み一豊と千代の夫婦像をイメージし建立しております。